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「あおもり歴史トリビア」第453号

「あおもり歴史トリビア」第453号(令和3年4月23日配信)

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〈青森市メールマガジン〉
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 こんにちは! 歴史資料室の鈴木です。

 今日4月23日は「サン・ジョルディの日」です。この日は、スペインのカタルーニャ地方では当地に伝わる聖人の祝日にちなみ、花や本を贈り合う日とされています。また、1995年にはユネスコ総会において、この日が「世界・本と著作権の日」とされました。日本では「子ども読書の日」とされています。ですので、今日は本のお話しをしたいと思います。

 先週から館内展示「くらしのかまり―工藤正市が撮った昭和30年頃の青森市」が始まりました。8階では現物資料として「岩波写真文庫」展示しています。そこで、これに関する本を2冊ご紹介します。

 まず1冊目は、赤瀬川源平著『戦後腹ぺこ時代のシャッター音 岩波写真文庫再発見』(岩波書店 2007年)です。
 岩波写真文庫は、昭和25年(1950)から同35年にかけて286冊が発行されたB6版の小型の本です。各巻にはテーマに沿った多くの写真が掲載され、各地の風物や名所、そこに暮らす人々の暮らしのほか、動植物の生態、文化財や絵画、さらには海外の文化なども紹介されています。「写真」というリアルを伝える媒体によって時代を切り取ったこの本は、今では貴重な記録といえるでしょう。著者はその中から選んだ24冊について解説し、また当時のエピソードなどを綴っています。
 市民図書館では岩波写真文庫の復刻版15冊を所蔵しており、そのうち本書で紹介されている『蛔虫』『東京案内』『一年生?ある小学教師の記録』の3巻があります。また、青森県立図書館には当時発行された約200冊が所蔵されています。

 もう1冊は、岡崎武志著『ご家庭にあった本 古書で見る昭和の生活』(筑摩書房 2012年)です。
 この本は、古本ライターの著者が、当時どこの家庭にもあったようなベストセラーや生活実用書といった本から昭和の生活を読み解いていくものです。昭和30年前後に出された本では、『宴会、招接待のすべて』、『東京で儲けた私』、『アパートちゃん』、『マンボの踊り方』、中学英語教科書『ジャック&ベティ』などが紹介されています。
 そして、この本でも「昭和30年代を知る宝庫」として岩波写真文庫を挙げ、昭和33年発行の『軽井沢』が紹介されています。ちなみに、裕福な日本人や外国人の別荘地として発展した軽井沢が、なぜこの年に取り上げられたのでしょうか。それは、当時の大きな話題となった出来事で「軽井沢」が注目されたからのようです。ヒントは「テニスコートの恋」。

 この岩波写真文庫は、昭和30年頃を生きた人々の営みが記録されています。まさに、「くらしのかまり」が感じられる本ではないでしょうか。
 展示図書のコーナーでは、ほかにも工藤正市さんの同時代の写真家に関する本や、昭和30年頃の暮らしに関する本を貸し出していますので、ぜひお立ち寄りください。



《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp

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  • 登録日 : 2021/04/23
  • 掲載日 : 2021/04/23
  • 変更日 : 2021/04/23
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