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国際交流LEVELアップる(令和5年11月15日配信)
- [Registrant]青森市
- [Language]日本語
- [Location]青森県 青森市
- Posted : 2023/11/15
- Published : 2023/11/15
- Changed : 2023/11/15
- Total View : 66 persons
Web Access No.1468053
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The permanent exhibition, which features 38 permanently installed works that can only be seen here in Towada, is composed of commissioned works by 33 internationally renowned artists, including Yayoi ...
(0176) 20-1127十和田市現代美術館
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〈青森市メールマガジン〉
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あさぶる?アタマコングリ?
台湾語にある日本語を紹介!
ダゲホー(皆さんこんにちは)、
台湾出身の国際交流員、
呉 詠心(ウ ヨンシン)です。
先日、久しぶりに実家に帰って、
おばあちゃんに会いました。
おばあちゃんは台湾語しか喋れないので、
私は中途半端な台湾語で頑張って会話してみました。
台湾人なのに、私は台湾語が上手ではないです。とても恥ずかしいです。
「台湾で話す言語はなに?」と
よく聞かれますが、実は大体三種類に分けられます。
一つ目は台湾華語、あるいは繁体字中国語です。
中国語は、アメリカ英語やイギリス英語の
ように、地域によって単語の使い方と発音が全然違います。
分別しやすいように、中国語というより、
台湾華語で称した方が分かりやすいでしょう。
公用語として1940年代以降から台湾で主に使われています。
二つ目は客家人が使う「客家語」です。
明朝末期から清朝初期にかけて、
中国の広東省・福建省・江西省から
客家人が相次いで台湾に渡って来て、
現在は約467万人と、人口の2割近くを占めます。
そして、台湾には主に5種類の客家語が存在しています。
私は客家人ではないので、全くわかりません。
三つ目は、台湾のローカルな言葉である「台湾語」です。
そのルーツは中国福建省の南部で
使われている「ビン南語」です。
明清朝時代に、両地の往来が
増えることによって、土着化されました。
その後、台湾は日本統治時代に入り、
そこから日本語の影響を受けました。
実は台湾語のなかには、日本語から派生した単語がとても多いです!今日はそれを紹介したいと思います!
例えば:
・おばさん・おじさん
・りんご
・パン
発音がちょっと変わった単語も:
・ドライバー → ロライバー
・ライター → ライダー
・オートバイク→ オドバイ
発音だけではなく意味も変わった単語も:
・おでん → おれん(練り物)
・てんぷら → ティンブラー(練り物)
このように、台湾語の会話では、
日本語の言葉も使います。
ただ、アクセントは日本語と違います。
文字で説明しづらいので、ぜひネットで動画を検索してみてください。
そして、日本語が由来した造語もたくさんあります。例えば:
1. あさぶる
2. アタマコングリ
3. アタマショート
みなさん、どういう意味か分かりますか?
1.「あさぶる」→朝風呂
朝風呂は台湾人にとってありえないので、
常識がないという意味を指しています。
その由来は諸説ありますが、一つの解説は、昔の農業社会では、
朝から仕事しないといけなくて、
お風呂に入る暇はありません。
朝にお風呂に入れる人は、
のらりくらりしているから、働かない人です。
そこから常識がないという意味に変換したそうです。
2.「アタマコングリ」→頭コンクリート
頭はコンクリートのように硬いという
ニュアンスで、考えが固いと指しています。
3. 「アタマショート」→頭ショート
頭の回転が悪いという意味です。
電気ショートみたいに、
頭がショートしたということです。
おもしろいですよね!
ちなみに、自分のおじいちゃんは
日本統治時代を経験したことがあって、
母によると、以前から近所さんに「ムナ」と呼ばれていたそうです。
おじいちゃんの名前に「村」という字があるので、日本語の「むら」から「ムナ」の発音になったではないでしょうか。
現在、台湾語は北部より南部、
都市部より地方、若者より高齢者の使用頻度が高い傾向にあります。
残念ながら、話せない若者も増えてきています。自分もそうです。
小さい頃はおばあちゃんと一緒に
住んだことがあるので、聞き取りは
何とか大丈夫ですが、話すのは
全然ダメですね。
ちゃんと勉強したい気持ちは強いので、
次回おばあちゃんに会うまで、
少しずつ覚えていきます!
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